Girl from Ipanemaのアナライズ

ジャズのスタンダード曲、Girl from Ipanemaのコード進行とアドリブのときの使えるスケールについて書きます。

コード進行は納浩一『ジャズ・スタンダード・バイブル』に沿って説明します。

曲のキーはF Majorです。

Girl from Ipanemaはボサノバの大家A.C.Jobimが書いた有名な曲です。

この曲は途中でキーが変わるのでアナライズやアドリブが難しいかもしれません。

まずAメロですが、ここでは

G7にはGミクソリディアン、

Gb7にはGbリディアンb7=Cオルタード

を使います。

Gb7はC7の裏コードです。

次にBメロです。

Bメロでは、

はじめの4小節はDbメジャーキー

次の4小節はEメジャーキー

最後の8小節でFメジャーキーに戻る

という構成になっています。

これはメロディー(とコード)が平行に上がっていくことから判断できます。

キーがDb→E→FではなくGb→A→Bbと上がっているようにも見えるかもしれませんが、そう考えてしまうと最後にFキーに戻るときに帳尻を合わせづらいのと、IV7というやや珍しいコードがでてきてしまうのでDb→E→Fと考えたほうがいいと思います。

したがって、使えるスケールは

Gb△7はGbリディアン=Dbメジャー

B7はBリディアンb7

F#m7はF#ドリアン=Eメジャー

D7はDリディアンb7

Gm7はGドリアン=Fメジャー

Eb7はEbリディアンb7

D7はD Hmp5↓

となります。

スケール練習例です。